中国語には「繁体字」と「簡体字」という2種類の漢字があるのはご存知ですか?これから勉強しようと思ったら、まずどちらを勉強するかを決めなければなりません。もともとは、すべて「繁体字」で表記されましたが、繁体字は覚えるのに苦労を要するものなので、文字の普及のため、漢字を簡略した「簡体字」が考案され、1965年に発表されました。現在中国で使われているのは簡体字、台湾で使われているのは歴史ある繁体字です。
その違いは、たとえば「衛」と「卫」。比較的に日本語と見た目が似ているのは繁体字ですが、中国語が分からなくても漢字で意味をなんとなく理解することが多いです。それに対して、簡体字は日本人にとって始めて見る字が多く、難しいのではないでしょうか。
日本の中国語テキストは簡体字のものがほとんどなので、簡体字から入る人は多いですが、ピンインも漢字も両方覚えるのに苦労する人をよく見ます。
ですので、これから中国語を習得する人には繁体字をお勧めします。漢字をすぐ覚えられピンインに専念できるのです。ある程度中国語が分かると簡体字で覚え直すのは楽です。自然に簡体字が分かるようになったという生徒さんもいますよ。
剛開始動身要學中文的人,可能事先忽略一個問題:中文有繁體字和簡體字。由於中文教育推行普及上,有更多人認為應將複雜的字簡化,讓人容易學習,所以1956年在中國正式發佈,全面推廣簡體字。而台灣因為政治因素關係,仍保留繁體字的使用,因此形成中國與台灣使用不同的字體。
繁體字跟簡體字有什麼差別呢?例如「衛」繁體字,未學過中文的日本人,大致上能從漢字上猜出意思。但如果寫成簡字就成「卫」,對於沒學過簡體中文的日本人,這等於是全新的字。
在日本書店裡的中文書多數都是簡體字版,所以初期在學習上,大家不僅被發音困擾,還要花腦力記憶字體,兩邊吃苦,以致於學中文難上加難。
因此面對學習中文的日本人,我初步都會建議先學繁體字,因為繁體字對於日本人來說很容易上手,可以把心力放在拼音的學習上,等到基礎中文學好了,再學簡體字的簡化要訣即可。甚至有些學生反應不用學習,自然而然地就會看懂簡字囉!